DWE(ディズニーの英語システム)~サラリーマンパパの子育て日記~

サラリーマンパパが娘とディズニーの英語システムに取り組む日々で、感じたこと、印象に残ったことを記録していきます。

災い転じて福にしちゃえ!

今週のお題「体調管理」

 

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最後に記事を書いてから4ヶ月、ずいぶん時が経ったなー。床暖房にエアコンを最強にしてもまだ寒い今から考えると、窓を全開にしてTシャツ1枚でブログを書いていたあの頃が嘘のよう。

 

うつ。

自分には縁のないものだと思っていた。

気持ちが塞いで「うつっぽく」なることはあったとしても、B型乙女座の自分が本当の「うつ」になることはないと思っていた。まあ、病院にかかったり治療を受けたわけではないので診断書はないのだが・・・。

 

最後の記事を書いている時も結構おかしかったのだが、気晴らしにとどうにか文章を書いていた。しかし精神状態がいよいよ悪化して、「さすがにこれはおかしい」となる。まず寝られない、食べられない、そして胸のドキドキが止まらない。

以前書いたように過去、致命的な病気にかかった可能性があった時にも寝られない時期があった。しかし今回はその時とは全く様相が異なる。一度は寝付くんだけど30分もせずに目が覚めてしまう。そして目が覚めたら最後、もう二度と眠れない。眠いはずなのに眠くない。

食事に関しては、食欲がないこと自体自覚がなかった。気付くと「そういえば24時間何も食べてないなー」という感じ。当然のようにあっという間に痩せてしまった。

しかしこれでもよもや自分が鬱だとは気づいていない。

徐々に周りがみんな敵に見えるようになり、自分が孤立している感覚を持つようになる。そしてある日、通勤途中の車の中で、猛烈に「仕事に行きたくない!」という感情が芽生えた。アクセルを踏む足が文字通りすくんでしまったのだ。この時になって初めて、自分に今までにない異常が起きていることを自覚した。これってもしかして「うつ」なんでは・・・。

時を同じくして、残業が140時間近くになってた際に受けた産業医との面談結果が上司に返ってくる。「うつ」の危険性大とのこと。上司も初めは「お前にかぎって嘘だろう(笑)」みたいな反応だったが、意を決して心の内を吐き出したところ、大層驚かれた。

ここから先はお約束。

そんなに辛いなら君にはこの仕事が向いていないのかも、部署を異動させようか・・・と人事の話。しかし代わりの人材がいないので異動どころか休みも取れない。

そう、結局自分の身は自分で守るしかないのだ!産業医の面談でバカ正直に答えてしまったり、上司に心の内を吐露しても碌なことがない。彼らは弱っている私ではなく、組織を守ることに意識が向くのである。

幸い、うつになって休職した経験のある友人が様々なアドバイスをくれた。まず睡眠薬抗不安薬を少し分けてくれたのだが、これが助かった。服用したのは4-5日であったが、リズムを取り戻すことができた。

食欲はないままであったが、せっかく痩せたのだからいい機会とスポーツクラブに入会し、ジムに通うようになった。

趣味を持たなきゃ!ボイストレーニングに通うようになった。

痩せたことだし、見た目を変えよう!それまでは10年以上同じ服を着続けていた私であったが、新たに服を買うようになった。「変わりたい!」という意思を見事に汲み取ってくれた店員さんとの出会いもあり、服装もかなりオシャレになってしまった。

年に3-4回だった1080円の床屋をやめて、その何倍もの料金がかかる美容室に月に1回通うようになった。

急に痩せてオシャレになったものだから、何も知らない後輩からは「若い彼女ができたに違いない」と陰口を叩かれていたようだが、こっちはそれどころでない。しかも物の本に書いてある通り「うつ」からの回復には波があり、平坦な道のりではなかった。

寝られるようになり、同僚とも話ができるようになったので、大分良くなったかな?と思っていても、前触れもなく急に胸のドキドキ(動悸ではない)が始まり、なんだか精神的に追い詰められるのである。仕事に影響が出てしまうことを最も危惧していたが、幸い大過なく乗り切ることができたようだ。普段はしないような細々したポカはやらかしていたが・・・、まあ休むこともなくこなしてきたのだから良しとしよう。

最初は一進一退といった感じであったが、徐々に3歩進んで2歩下がるとなり、ついには下がることがなくなってきた。いつかまた波が来るのではと若干の心配はあるが、そろそろ開始線より前に進むところまできたかな。

 この4ヶ月間そんな調子であったので、娘との朝のお勉強はぱったりできなくなっていた。妻や娘にしてみたら当初は何が起きているのか訳がわからなかったと思う。

この出来事、家族の中で最初に話せたのは義母であった。同業ということもあったのだろうが、家族には話しづらいの自分の弱さ、しかも進行形の話を、なぜか素直に話すことができた。その場にいた妻は話を聞いてびっくりしていた。ここまで深刻なこととは考えていなかった様子。

自分を認めてほしいとの思いが強く、またそれこそいもしない若い彼女の存在を疑われても困るので、妻にはこのブログの存在を明かし読んでもらった。

 

結局うつになって得たものがたくさんある。

  • 家族の愛情。心配してもらい、いろいろ気遣ってもらった。
  • ジム通いが始まって取り戻した健康。体型が全く変わってしまいスリムになってしまった。20年来異常だったγ-GTPも正常化して驚いている。
  • 家族でカラオケ!私のボイストレーニングに付き合ってもらい、娘もカラオケデビューしてしまった。
  • おしゃれ。見た目がかなり若返った。あとは増毛だけか・・・。
  • 自分の時間を確保するようになった。これは最も大切かもしれない。同様に妻の時間も確保してあげないといけない!

災い転じて福としちゃった感がある。我ながらさすがはB型乙女座。

しかし、得たものはたくさんあるようだけどこれは結果論。運が良かっただけ。

こうなる前にもう少し早く手を打つべきだったと反省している。

体調管理、精神面にも注意を払わなきゃいけないな。